「理解し合えるような時間になればいい」タサン志麻さんが鹿児島で語る 家族と食べる時間の大切さ
番組説明
「伝説の家政婦」として、全国的に人気のタサン志麻さんが、鹿児島市で講演を行いました。志麻さんが伝えたのは、家族で囲む時間の大切さ。フランスで学んだという味付けの工夫も紹介します。 (タサン志麻さん) 「温かく出迎えてくれてありがとうございます。鹿児島は、今日、初めて来ました。ニュースでしか見たことなかった桜島を目の前で見て、感激しています。今日は、母の日ですけど、ここにもたくさんのお母さんたちがいます。いつもご苦労様です」。 鹿児島を初めて訪れたというのは、「予約の取れない伝説の家政婦」として知られるタサン志麻さん。 鹿児島市で開かれた、10日の講演会のチケットは、あっという間に完売するほどの人気ぶりです。子育て世代を中心に、約500人が集まりました。料理の勉強のため、フランスで暮らしていた志麻さんは、フランスで感じた食卓のあり方について語りました。 (タサン志麻さん) 「私も料理が好きなので、ずっとあれもこれも作りたいという感じになっちゃうので、キッチンに立っているんですよ、ずっと。だけど、フランス人の友達は怒るんですよ。志麻、なんでずっとキッチンに立っているの?何をしに来たって、僕は志麻とおしゃべりをするために来たんだよ、と言われる。料理なんかどうでもいいから早くこっちへおいで」 志麻さんは、料理の出来栄え以上に、誰とどんな時間を過ごすかが大切だと話しました。 また、フランスで学んだ味付けの工夫についても紹介。肉じゃがのような料理では、肉にしっかり塩をすることで、味にメリハリが生まれるといいます。 (タサン志麻さん) 「塩を全体的に回すのではなく、お肉にしっかり塩をしておく。コンソメは入るんですけど、全体的にはコンソメの味。お肉はしっかり塩をしてあるので、お肉の旨味を感じる。だから口に入れた時にお肉が口に入ると、あ、おいしいなという感じ。でも、お肉がちょっとしか口に入らない時とか、お肉がまったく口に入らない時はやさしいコンソメの味。メリハリができるんです」。 会場では、志麻さんのレシピ本のメニューを参考に城山ホテル鹿児島の総料理長がアレンジした料理がふるまわれました。 (参加者) 「味付けがほぼ塩だけというのにびっくりして、あんなに深みが出るんだなと」 (参加者) 「料理を作るのに一生懸命になるのではなく、みんなと食事をする時間を大切にするのは素敵」 (タサン志麻さん) 「みんながレストランのようなおいしさを求めすぎているんじゃないかなという気がするので、もちろん、おいしいものを食べたほうがいいと思うんですけど、そうじゃなくて、もっと一品減らしてもいいから、ゆっくり食べれる時間を増やすとか。ゆったり食事をして家族のことを理解するというか理解し合えるような時間になればいいんじゃないかな」 5月10日の母の日に開かれた講演会。食卓を囲む時間の大切さを見つめなおす機会となったようです。 協力:NNN
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