NNNドキュメント′26 暴走の終着点~危険運転という法の壁~

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番組説明

全国で相次ぐ交通死亡事故。命を奪った運転は「危険」か、それとも「過失」か。 法廷では危険運転致死傷罪の適用を巡り、司法の判断が揺らいでいます。 2019年、滋賀県大津市で飲酒運転の車に命を奪われた砺波市の9歳の男の子。 加害者は飲酒を認めましたが、警察は過失で書類送検。検察が再捜査し危険運転に 切り替えて起訴したものの、法廷で加害者は「原因は飲酒の影響ではない」と過失 を主張しました。最終的に危険運転の判決となったものの量刑は重くなく、遺族は 子どもを失った悲しみだけでなく、裁判のやり取りに深く傷つけられました。 また一昨年、富山市総曲輪で飲酒・逆走した車に母親を奪われた遺族は、加害者の過失運転での書類送検に納得がいかず、検察に署名や意見書を提出したものの、今年3月の起訴罪名は「過失運転致死罪」でした。「奪われた命に対して、罪の軽い法律は不平等だ」と遺族は訴えます。 遺族たちの切実な叫びが世論を動かし、この夏、法律が大きく変わりました。危険運転の適用要件に速度とアルコール濃度の数値基準が設けられましたが、アルコールの基準は呼気1リットル中「0.5mg」。遺族が考える「危険な運転」とは乖離が残っています。遺族の悲痛な訴えと、新基準が設けられた法律の現在地を見つめます。

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