がんばれスターズ神戸!—氷の上で歴史を刻め―
番組説明
氷上の格闘技と称される、激しい衝突や駆け引きが魅力のアイスホッケー。 西日本初のプロチームが誕生した。その名も「スターズ神戸」。 2025年5月、日本と韓国からなる「アジアリーグ」への参入も決まり、本格始動した。 発起人である黒澤社長もアイスホッケーに魅せられた一人で、 自身も過去にプロとして活躍した、元選手。 引退後、就職を機に移住した関西で、社会人チーム「スターズ神戸」に出会う。 チームに所属するメンバーには経営者が多く、神戸~大阪にかけてリンクの環境も悪くない。 「地域の支えを受けながら、社会人チームからプロのチームにできないか?」と模索し、ついに夢を実現した形だった。 ところがー。 オーナー企業がなく、実績もないスポーツチームの経営は苦難の連続。 知名度のないチームには、ホームゲームの集客もまばらだ。 それでも「西日本にアイスホッケーを根付かせたい」という一心で社長自らトップセールス。 ファンづくりに奔走してきた。 そんなチームには、異色の“二足のわらじ”、矢野竜一朗(やのりょういちろう)選手がいる。 プロアスリート契約を結びながら、チームの練習に参加していない。 なぜなら、北海道の旭川医科大学に通う学生だからだ。 福岡出身、外科医である父の影響で医者を目指す26歳は、3歳のころから始めたアイスホッケーの腕前も抜群。 「いつか西日本にチームができたら、どんな形でもいいから関わりたい」とチームドクターへの道を一度は考えていたが、スターズ神戸の選手として先に契約を交わした兄・倫太朗(りんたろう)さんが架け橋となり、練習会に参加。 その実力と情熱が評価され、医大生とプロ選手という前例なき兼業が認められた。 「ホッケーが好きすぎる」という彼の思いはスターズ神戸の他の選手たちにも競争心を駆り立てている。 徐々にお客さんが増えた。しかし満員にならない。 徐々に接戦の試合が増えた。しかし勝てない。 そして迎えたシーズン最終戦。 満員で、そして勝利で、西日本のリンクを熱く盛り上げることはできるか? 未踏の道を突き進む、答えなき挑戦者たち。そのシーズンを徹底密着した。