言葉が少しずつ消えていく世界。 人々は想いを伝える術を失い、日常は静かに歪み始めていた。そんな中、「紗菜」は人々の“言葉”を預かる存在として現れる。口にできない悩み、本音、誰にも届かないはずの感情—彼女に預けられたそれらは、確かにそこに残り続ける。しかし、言葉を手放した人々は、次第に何かを失っていく。それが記憶なのか、感情なのか、それとも——存在そのものなのか。 “沈黙”が広がる世界のオリジナルサスペンス。